ピーリング効果
ピーリングには肌の表面にある不要な角質をとり、肌のターンオーバーを整える効果が期待できます。ターンオーバーとは、肌の表面にある表皮のうち最下層の「基底層」で生まれた新しい細胞が最上層の「角質層」へと上がっていき古い角質細胞と入れ替わる現象のことです。
ターンオーバーは一定の周期で起きているのですが、加齢や肌トラブルなど様々な原因で周期が遅れてしまいます。その結果、古い角質が剥がれずに肌の表面にとどまってしまうのです。
ターンオーバーが整うと、ニキビ跡やシミ、黒ずみの原因となるメラニン色素の排出も促されて症状の改善が期待できます。また毛穴の開きは古い角質と皮脂やメイク汚れなどが混ざり合った角栓が原因になっていることがあり、ピーリングで角質を取り除くことで毛穴の開きが改善されます。
ピーリングの方法
自宅でできるピーリング
自宅でできるピーリングには、クリームやジェル、石鹸など様々なタイプがあります。シミ、黒ずみ、ニキビ跡などメラニン色素の沈着が原因の場合も同様にジェル、クリーム、石鹸でケアしましょう。
ピーリング後は角質が剥がれて肌のバリア機能が低下しているので入念な保湿ケアが必要になります。紫外線の影響も受けやすいので外出時には日焼け止めクリームや帽子などで対策をしっかりとしましょう。お手入れの目安は7〜10日に1回程度の目安で行いましょう。使用するアイテムによって異なるので説明書に従い正しい方法で使用しましょう。
医療機関によるピーリング
医療機関によるピーリングは、ケミカルピーリングと呼ばれます。
使用する薬剤が市販のよりも強力になり、施術の頻度も肌の状態で変わるので医師の指示に従って受けるようにしましょう。ケミカルピーリング後は肌が敏感になっている為保湿と、紫外線対策を入念に行いましょう。皮膚の赤み、乾燥が起こる場合は2、3日で改善する傾向があります。改善されない場合は速やかに医師に相談しましょう。
まとめ
ピーリングによって、シミや黒ずみ、ニキビなどの改善が期待できます。適切な頻度で継続的にケアを続けていくことが大切です。ピーリング後肌が敏感な為入念に保湿ケアと紫外線対策をしっかりと心がけていきましょう。医療機関によるピーリングは効果の期待が市販のものよりも大きい反面赤身や乾燥、水膨れなどの症状がつきものなので注意が必要です。